S-CAT
S−CATとは伝票処理機能を持たないCAT端末のことです。
頭文字のSはSimpleの略で簡易CATという場合もある。
既存の伝票処理システムを使う場合に標準のCATではなくてS−CATを選択した場合、加盟店としては導入費用が安くすみます。
CATとはNTTが開発したビジネスネットワークシステムCAFISを使った信用照会端末のことで、カードの有効性の確認や限度額の確認をオンラインで行います。
標準のCATの場合認証データを受け取ると自動で売上伝票を打ち出すのですが、S−CATはそこのところは省かれています。
装置が小型になるのでレジまわりのスペースがない加盟店ではその点が喜ばれることもあります。
S−CATとは逆に信用照会だけではなくて売上げデータの集計までをする端末はG−CATと呼ばれています。
G−CATを導入し売上げ集計も自動化した加盟店がS−CATを併設している場合があります。
これには、一部のカード会社が売上げ集計に対応していないためG−CATで処理しようとするとうまくいかないため、S−CATを手放せないという事情があります。
とりあえず与信だけしておいてサービス終了後に精算というシステムをとる業種(レンタカーなど)ではS−CATが便利な場合もあります。